中絶薬 いつ成功 いつ失敗?

 

中絶薬を使って中絶をした時、成功しているか失敗しているかはどうやって分かるのでしょうか。以下に中絶が成功している場合、多くの女性が通常経験することを説明しますが、あくまでも個人差があります。質問や疑問がある場合、このページの一番下にある連絡先にメールを送ってください。

たとえ出血があっても、妊娠が継続していることもあります。出血は必ずしも中絶の成功を意味しません。

どうしたら中絶が成功していることが分かる!?

多くの場合、中絶をしている女性は、いつ中絶が成功したか分かります。妊娠初期症状(吐き気、過敏な乳房、頻尿等)が減るのを感じたり、胎児が実際に出てくるのを見ることがあるからです。また、中絶が成功で終わった場合、わりと直後に、身体的にはすっきりした感覚を経験する場合が多いようですが、あくまでも個人差があります。これらは、中絶の進行過程に起こることです。妊娠中に形成された子宮の中のものを外に出し、中絶が完了するには時間が必要です。血栓を含む出血が1週間から3週間続くことは普通ですが、それ以上続く場合もあります。1から3週間の出血が普通ですが、若干の個人差はあります。薬を使った正しい中絶の仕方についてはこちらをクリック。

中絶成功の確認

必ずしてほしいこと:中絶が成功したと思っても、確認のため、中絶10日後に超音波検診を受けるか3週間後に市販の妊娠尿検査を行ってください。万が一妊娠が継続していて、気がつかないでいると、気が付いた時には週数が進みすぎて妊娠が不可能になるか、中絶が難しくなるからです。妊娠が進めば進むほど、外科中絶手術も高額になります。中絶後3週間以前に市販の妊娠尿検査を行うと、妊娠ホルモンがまだ体内に残っているため、妊娠していなくても、「妊娠している」という陽性反応が出ることがありますのでご注意ください。ですから市販の妊娠尿検査の場合、中絶後3−4週間は待ってください。中絶失敗・妊娠継続が確認された時点で、妊娠12週以内なら、再び中絶薬を使うことも可能です。(私たちの団体に支援を再び依頼する場合、10週未満までですのでご注意ください。)

3週間後には妊娠12週過ぎてしまう、でも、もし妊娠していたら、外科手術ではなく薬を使いたい、という場合には、中絶10日後に病院で超音波検査を受けてください。中絶が成功したかの確認は、病院での超音波検査が一番確実です。病院では、流産したと思う、と伝えてください。

 

妊娠継続の可能性、つまり中絶失敗

中絶を行なった後でも、吐き気が続いていたり、乳房が張る・少し痛む状態が続くなど、妊娠初期の症状が3週間以上続く場合、妊娠が継続している可能性があります。手元にミソプロストールが残っている場合で妊娠12週以前であれば、服用し、中絶を成功させることも可能かもしれませんが、週数と錠数によります。あなたの状況で可能かどうかこちらの医師と相談できますので、連絡をください。(info@womenonweb.org)

万が一激しい痛み、長引く重い出血、匂いなどが異状なオリモノ、発熱等が続いた場合、合併症がある可能性があるので、すぐに病院に行ってください。病院では、流産したと思う、と伝えてください。薬を使った中絶は、流産と全く同じ症状です。どのような場合が合併症かは以下のリンクをご覧ください。

病院に行った場合服用した中絶薬は血液検査を含むどんな検査にもあらわれません。口ではなく、膣から薬を挿入した場合、病院に行く前に、薬が確実に溶けているかどうか指でチェックして下さい。薬は薬を挿入して4日後まで発見される恐れがあります。ですので私たちは、口からの服用を強く勧めています。

これらの症状には個人差があります。疑問や質問がある場合、その他、質問がある際にはご遠慮なくお問い合わせ下さい。info@womenonweb.org